受け継がれる創業からの精神
高砂工業は1953年、食器、タイル、瓦といった窯業製品を焼成する炉を製造するメーカーとして設立しました。創業の地である岐阜県土岐市は「やきもの(美濃焼)」を地場産業としています。現在、美濃焼は日本一の生産量を誇り、高砂工業も地元の製陶所に「窯」を納めることで地域とともに成長してきました。現在では、窯業に限らず様々な業界で当社の設備を使用いただいております。
幅広い業界のお客様から信頼を得ることができる理由は、その時代に培われた精神が今も受け継がれているからです。
当時、大量生産を基本とする窯業界にとって、歩留まりの悪さや頻繁に起こる設備故障は死活問題でした。その中で当社は独自の技術を開発し続け、効率良く、且つ壊れない設備を納めることで成功を収めてきました。30年以上前の窯が今もなお安定して稼働しているのもめずらしくありません。
めまぐるしいスピードで変化していく市場に合わせ、求められるニーズは常に変化し続けますが、
高砂工業に宿る創業からの精神が変わることはありません。
モノづくりへの飽くなき探求
「熱処理」「焼成」「焼結」「乾燥」など、加熱に関する技術は、身近であるとともに工業的にも幅広く使われている優れた技術です。
また、高砂工業の加熱設備をご使用いただくお客様は、業種業界問わず多岐にわたり、大量生産から少量多品種生産など時代の流れと共に、生産効率向上、時間短縮、省エネなど多様のニーズに対応していくことが求められています。これらのニーズに対応するには、従来の熱処理システムの構築だけでは実現できません。
その実現のため、当社ではお客様からの多様なニーズにお応えするために熱処理システムを追求していける体制を整えてきました。その1つが、お客様からのあらゆるご要望にお応えできる試験体制。年間300件以上試験を実施しており、日々実績と経験を積み重ねています。
他社には真似できない各種試験装置を20基以上取り揃え、数十gから数tといった実機に近いレベルまで、より想定に近い形で試験をすることが可能です。いつの時代も求められる企業であるために、これからも熱処理システムの技術を追求し続け、長期的視点に立ち、粘り強い研究と技術躍進に取り組んでいきます。
自社一貫体制が実現するス
ピード対応
高砂工業は試験・開発、設計、製造、アフターサービスまで自社で一貫して行っております。
その利点を生かし、それぞれの知識に特化した専門スタッフが常時お客様からの疑問やご要望に対応しています。
少人数でプロジェクトチームを組み設計に取り組むため、突然の計画変更、突発的なトラブルもスピーディーにご対応。専属のスタッフがお客様だけの設備を製作し、安心を提供しています。
期待をカタチに変えていく
時代と共に、お客様からの要望はより高度になっています。
そのご要望にひるむことなく挑戦し、期待に応え続けてきたことで今があります。モノづくりへのこだわりが強く、時には合理的とは言えないこともありましたが、「モノづくりの発展に貢献する」という強い想いと、より良いものを造りたいという一貫した考えが、高砂工業を成長させてくれたと信じています。
これからもモノづくりに対する情熱を胸に、変化を恐れず、挑戦し続けていきます。